漁港工事、9割が週休2日実現/ICT施工は伸び悩み/全漁建調査

2026年10月30日 行政・団体 [1面]

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 全日本漁港建設協会(全漁建、岡貞行会長)が会員企業に実施した調査で、休日取得状況は土日閉所の完全週休2日を含む週休2日の割合が90%台に乗った。多くの企業がDXの推進や現場支援体制の強化などで時間外労働を削減している。起工測量から検査・点検まで海上工事の各工程でICTを活用した実績は60%を切る水準。全漁建は「直近3年で伸びておらず課題が残る」(岡会長)と結果を見ている。自動施工を実施しているのは2社にとどまった。
 全漁建は会員企業を対象に、働き方改革や生産性向上をテーマとした調査を21年度から実施している。今回は8~9月に行い、会員639社中231社が回答した(回収率36・1%)。
 休日確保状況を見ると、「完全週休2日」41・1%、「週休2日」21・6%、「4週8休」29・4%となった。「4週6休以上4週8休未満」は7・8%だった。時間外労働の上限規制は「現場支援体制の強化」(70・5%)での対応が最多。「DX・ICT化の推進」(60・8%)、「人員の増強」(33・5%)などが続いた。4週8休を実現するための発注者への要望(複数回答)では「ゆとりある工期設定」(69・2%)、「4週8休に向けた労務単価など経費率の補正・かさ上げ」(51・5%)、「精度の高い設計書、発注図書」(41・9%)を挙げた。
 熱中症対策の取り組みを聞くと「経口補水液や塩分タブレットの常備・配布」が95・2%と最も多かった。次いで「保冷剤・ファン付き作業服の支給」が81・3%と続いた。発注者に対しては「熱中症対策に係る経費支給」(75・5%)、「猛暑期間を休工可能とする工事発注、協議による現場施工回避」(46・3%)を求める声が多かった。