九州地方整備局は2日、「川辺川ダム建設(一期)工事」の一般競争入札(WTO対象)を公告した。施工体制評価点30点満点、加算点63点満点の総合評価方式を採用。申請書などの提出期限は12月2日。2027年2月16日まで入札を受け付け同2月19日に開札する。
参加資格は一般土木工事の経営事項評価点数が1200点以上の単体または3者以内のJV。単体またはJVの代表者は11年度以降に堤高70メートル以上のコンクリートダム堤体打設工事の元請施工実績があることなど。JVの代表者以外の構成員は11年度以降にコンクリートダム工事やダム再開発工事などの堤体打設工事の元請施工実績があることなど。
工事内容は基礎掘削約220万立方メートル(全体約220万立方メートル)、コンクリート打設約2万7000立方メートル(全体約77万立方メートル)、コンソリデーショングラウチング約150メートル(全体約2200メートル)、カーテングラウチング約3800メートル(全体2万2000メートル)。主要な資機材は中庸熱セメント+フライアッシュ約2000トン、セメント約5000トン、生コンクリート約1万5000立方メートル、鉄筋約1000トン。
工期は31年3月31日まで。27年5月10日までに工事を開始すること。場所は右岸が熊本県相良村四浦堂迫地先、左岸が相良村四浦藤田地先。発注予定の工事規模は50億円以上。
川辺川ダムは球磨川流域の治水対策の一環として川辺川で計画する洪水調節専用の流水型ダムで、総貯水容量は約1億3000万トン。諸元は重力式コンクリートダム、堤高107・5メートル、堤頂長262・5メートル、堤体積88万6000立方メートル。減勢工内に平常時と洪水時に必要な施設を分離する隔壁や、平常時の水面幅などを確保するために3門の河床部放流設備を設置する。
全体工期はダム本体基礎掘削工事に約4年、ダム本体コンクリート打設工事などに約5年を想定し、35年度の事業完了を予定する。
25年度の事業再評価時の流水型ダムの事業費は約2560億円。貯留型の川辺川ダムの計画により実施してきた事業の費用と合わせた総事業費は約4900億円となる。










