川崎市/等々力緑地(川崎市中原区)の再整備進む/月内にもスタバなどオープン

2026年11月5日 工事・計画 [5面]

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 サッカーJ1・川崎フロンターレのホームスタジアムなどがある等々力緑地(川崎市中原区)の再整備事業が進展している。事業はBTO(建設・移管・運営)やRO(改修・運営)などの方式を組み合わせたPFI事業として、東急が代表のSPC(特定目的会社)「川崎とどろきパーク」が推進している。建設費高騰の影響を受けたが、市は計画を見直して対応。11月以降、初弾施設としてスターバックスコーヒーなど4店舗がオープンする。
 再整備事業は2023年に開始した。ここ数年の建設費の高騰などで、事業費が大幅に増額。当初の契約金額は633億円だったが、25年9月時点で約2倍の1232億円になる見込みとなった。市は、多摩川連絡橋の整備を取りやめ、事業者提案の施設建設を18棟から10棟に削減するなど、計画を縮小して対処。担当課によると「事業はほぼ順調に進んでいる」状況という。
 再整備は球技場、陸上競技場、アリーナなど大半の施設を改築あるいは修繕する一大プロジェクトだ。川崎フロンターレの本拠地「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」は、陸上トラックを廃止して、球技専用に生まれ変わる。クラブハウスの新設、人工芝への張り替えも実施。補助陸上競技場は改築し、ランニングステーションを備えた新たな陸上競技施設になる。
 19年秋の台風で施設や所蔵品が被害を受けた市民ミュージアムは解体し、生田緑地(多摩区)に移転する。跡地には、アリーナとプールを備えた「とどろきアリーナ」を建設。テニスコートやランニングコースも整備する。
 11月下旬から、緑地入り口付近に自由提案施設としてマクドナルド、スターバックスコーヒー、サーティーワンアイスクリーム、ローソンプラストークスの4施設が順次オープンする。27年度には新陸上競技場、テニスコート、第2サッカー場などが続々開業を迎える予定だ。
 再整備は台風で多摩川が氾濫し、水害へのもろさを露呈したことと、施設の全体的な老朽化を受けて始まった。スポーツの聖地にとどまらず、市民が日常的に集う地域となる空間を目指す。