全建ブロック会議を振り返る2025
2025年11月6日[1面]
全建ブロック会議を振り返る・中/現場実態に合った柔軟な対応を
「記録的猛暑の影響で作業効率が著しく低下しており、夏季の現場実態に見合った歩掛かりの見直しを検討すべきだ」。全国建設業協会(全建)ブロック会議で傘下の地域建設業協会は異口同音に口をそろえる。気候変動による猛暑での現場作業は現場の安全も脅かす。現場従事者の安全を守りながら施工を続けるための環境整備が急がれる。国土交通省側は「地域実情を踏まえた柔軟な対応を検討する」と応じるなど前向きな姿勢を示した。…
2025年11月5日[1面]
全建ブロック会議を振り返る・上/根強い3Kイメージ、人材確保に苦戦
全国建設業協会(全建、今井雅則会長)と都道府県建設業協会、国土交通省らによる2025年度地域懇談会・ブロック会議が、10月31日の北海道地区で全日程を終えた。各協会からは地域建設業が果たす役割を最大限発揮するため公共事業費の予算や事業量の確保を求める声が相次いだ。自然災害が激甚化する中、防災・減災の必要性も高まっている。ただ、資機材価格の上昇や人手不足、労務費の適正化など解決すべき課題が山積して…