三菱地所レジデンスと住友商事、近鉄不動産の3社は、東京都北区で計画している「(仮称)北区赤羽台1丁目計画」の建設工事に15日着手した。設計・施工は前田建設が担当している。JR赤羽駅の西側、程近くに延べ約6万平方メートルの高層複合ビルを建設する。2029年3月の竣工を目指す。
計画地は赤羽台1の1の36ほか(地名地番、敷地面積1万3759平方メートル)。建物はRC一部S造地下2階地上29階建て延べ6万0027平方メートルの規模。住戸数は550戸。店舗や公共駐輪場などの機能も備える。高さは101メートル。基礎工法は杭基礎を採用する。
同駅東口周辺でもまちづくりの機運が高まっている。「赤羽一丁目第一地区」では24年1月、赤羽一丁目第一地区市街地再開発組合が設立。駅前立地にふさわしい機能を備えた複合ビルを建設する。25年度の権利変換計画認可を経て26年10月の着工、29年6月の竣工を目指す。
「赤羽一丁目中央地区」では赤羽一丁目エリアで活動していた「赤羽一丁目第二地区」と「同第三地区」が合併し、24年10月「赤羽一丁目中央地区市街地再開発準備組合」が発足した。近接する赤羽小学校(赤羽1の24の6)など、老朽化が進む公共施設を再開発施設と一体的に整備したい考えを示している。