静岡市/東静岡地区まちづくり構想案を公表、文化・スポーツの拠点に

2025年6月9日 行政・団体 [10面]

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 静岡市は、JR東静岡駅周辺を対象とした「東静岡地区まちづくり基本構想案」を公表した。同駅周辺ではアリーナや新県立中央図書館の建設などが計画されていることから、スポーツ・音楽や文化・教育の拠点として人が集まる仕組みづくりと住みやすい環境づくりに向け、将来像やまちづくりの方針、主要プロジェクトなどを示した。行政と市民、事業者などが連携してまちづくりを進める。
 まちの将来像は「新たな文化・スポーツの拠点づくり」と「快適で住みやすい住環境づくり」とした。駅北口に直結するアリーナや南口の新県立中央図書館、既存のグランシップなどのハードと、サービスなどのソフトの連携で生み出される新たな価値を活用し、商業施設やホテルなどを含め人が集まる魅力的な都市空間を形成する。
 アリーナは東静岡駅と静岡鉄道長沼駅をペデストリアンデッキなどで一体的に結び、安全・快適な歩行・滞在空間を創出する。次世代モビリティの導入で誰もが移動しやすい、住みやすいまちとする。
 県と市の連携を核に産学官民が連携することで公共施設と宿泊・飲食・交通などの民間サービスの連動性を高め、相互協力によるまちづくりを進める。商業施設やホテルなどの立地を促すため土地利用規制の見直しも検討する。