CCUS、2職種でレベル判定開始/「土質改良」と「潜函」

2025年6月30日 行政・団体 [2面]

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 建設キャリアアップシステム(CCUS)登録技能者の能力評価(レベル判定)手続きの対象職種として「土質改良」と「潜函」の二つが追加されることが決まった。土質改良技能者は全国建設発生土リサイクル協会(赤坂泰子理事長)、潜函技能者は日本圧気技術協会(芦田徹也会長)がそれぞれ能力評価実施団体として能力評価基準を策定し、7月1日からレベル判定を実施する。
 土質改良技能者は建設発生土などに性状改質材を混合し、盛り土や埋め戻しに適したものにする作業などに従事する。潜函技能者はニューマチックケーソン工法の施工や管理に携わる技能者を対象とする。
 今回の職種追加でレベル判定の対象は計44職種となる。認定主体の国土交通省によると、登録基幹技能者講習を既に実施している複数の職種で、能力評価基準の策定に向け準備・調整を進めている。
 国交省や建設業団体などでつくる建設産業人材確保・育成推進協議会(人材協、事務局・建設業振興基金)は、能力評価基準の策定や登録基幹技能者講習の立ち上げに取り組む専門工事業団体などを対象に、関連費用を助成する制度の交付申請を7月18日まで受け付けている。