愛知県は、スタートアップ等が保有する先進技術やサービスを活用して自治体のまちづくりを支援する取り組みを開始する。本年度は8自治体が対象で、自治体と連携して地域課題の解決を目指すスタートアップ等を募集する。8月15日まで受け付ける。自治体による地域課題やニーズの説明を14日に行う。
県は応募があったスタートアップ等と自治体の面談の場を設定し、マッチングが実現した場合は両者が実証実験に向けた事業計画を作成する。事業計画は、県が設置する選定委員会で取り組み内容や実施体制、事業継続性などを評価し、5件程度を選定する。1件当たり1000万円を上限に費用を助成する。
自治体と募集テーマは次の通り。
▽岡崎市=テクノロジーとの連携で実現する歩いて巡る岡崎城周辺の回遊性向上
▽春日井市=地域との接点構築による「観光」から「関わり続ける関係」への深化
▽刈谷市=どこでも誰でもスポーツ観戦体験を楽しめるユニバーサルデザインなまちの実現
▽西尾市=周遊促進、滞在時間の延伸によるベイエリア全体の観光価値向上
▽常滑市=人流データの分析や観光地の消費促進サービス活用による観光消費の拡大
▽大府市=市の特産品や市内飲食店等の魅力を通じた大府駅周辺の活性化
▽日進市=スマートシティーの推進に向けた中高生のデジタル技術の体験・学習機会の創出
▽東浦町=位置情報の共有とAI解析で交通インフラの修繕を迅速化。