中日本高速名古屋支社/東名阪道・七宝第2高架橋他4橋床版取替、大林組JVに

2025年8月5日 工事・計画 [10面]

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 中日本高速道路名古屋支社は、「東名阪自動車道(特定更新等)七宝第2高架橋他4橋(下り線)床版取替工事」の一般競争入札(WTO対象、総合評価方式)を行い、210億5800万円(税抜き、以下同)で大林組・矢作建設工業・安部日鋼工業JVを落札者に決めた。入札には5JVが参加。大林組JVは価格点は3位だったが、技術評価点の3項目全てで満点を獲得し、総合評点で逆転した。契約制限額は222億8800万円。落札率は94%だった。7月24日に開札した。
 技術評価では▽既設床版撤去の既設桁への影響最小化▽高所作業時の作業員の墜落・転落、資機材落下防止に貢献する安全対策▽騒音・振動・低周波対策-について提案を求めていた。
 概要は、東名阪自動車道名古屋西IC~蟹江IC間(下り線)の連続高架橋区間の橋梁約2キロの床版取り換え工事。概算数量は床版取り換え約2万平方メートル、床版防水工約2万2500平方メートル、橋面舗装工約2万平方メートル。支承取り換え約365基、支承設置約85基、下部工拡幅約65基、塗り替え塗装工約5万平方メートル、橋梁付属物工、構造物詳細設計。使用する資機材は、プレキャストPC床版約2万平方メートル、構造物製作約1000トン。場所は名古屋市中川区富田町~愛知県蟹江町須成。工期は2032年6月24日まで。