前田道路四国支店/若手技術者向け勉強会開く/半たわみ性舗装学ぶ

2025年8月28日 企業・経営 [11面]

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 前田道路四国支店が若手技術者の育成に力を入れている。四国地方整備局松山河川国道事務所発注の「令和6-7年度今治道路古谷地区外舗装(その1)工事」(愛媛県今治市新谷~古谷)の現場に若手職員を集め、20日に勉強会を開催した。自動車専用道路という性質から強度のある「半たわみ性舗装」を同社が提案した現場で、施工機械や工法の知識を深めた。
 勉強会は若手を中心とした担当技術者に経験を積ませることで、若手育成と魅力的な職場環境の創出を促し、担い手の中長期的な確保・育成を図るのが狙い。特殊工法が採用されている現場を中心に定期的に開催している。
 この日は、愛媛県内の営業所で施工管理などに当たる若手3人が参加した。半たわみ性舗装の特性を座学で学んだ後、施工現場に移動。現場担当者の説明を受けながら施工管理方法などを学んだ=写真(前田道路四国支店提供)。
 勉強会を企画した担当者は「施工管理の知識向上や自分でも施工管理してみたいとモチベーションが上がるような体験になったと思う。今後も継続的に勉強会を実施していきたい」と話した。