東京・目黒区は「中目黒駅前北地区第一種市街地再開発事業」に関連する都市計画原案の案をまとめた。約3660平方メートルの敷地にRC、S、SRC造地下5階地上37階建て塔屋1階延べ約4万4000平方メートル規模の再開発ビルを建てる。11日に公表し、意見を公募する。10月の都市計画審議会に報告し、2026年1月に都市計画原案を公告する。同7月の都市計画決定を目指す。今後の流れは28年度の再開発本組合設立認可、29年度の権利変換計画認可を見込む。工事期間は30~33年度を想定している。
9日に開催した区議会定例会の都市環境委員会で報告した。再開発ビルの用途は住宅(目標約260戸、延べ約2万9000平方メートル)や店舗。高さは最高160メートル。地下5階~地下2階に駐車場(自動車約120台、バイク約50台、自転車約50台分)を整備する。地下1階~地上3階に商業施設を配置し、4~5階は機械室。6~37階は住宅を計画している。
ウォーカブルで魅力的なまちなか拠点を整備するため、地上広場や立体広場、歩道状空き地を設ける。広場1号(面積約470平方メートル)は1~2階の高さだが、広場2号(約650平方メートル)は水害を想定し、2~3階の高さに整備する。広場3号(約230平方メートル)も整備する。区域内はすべて無電柱化する。計画地は上目黒1の20ほか(区域面積約0・6ヘクタール)。