東京都港区の青山一丁目交差点付近ある「Honda青山ビル」=写真=が11月から解体工事に入る。ホンダの自社ビルで、本社として使っていた。解体工事の施工はTANAKEN(東京都港区)。工期は11月4日~2027年8月31日を予定している。ホンダは青山ビルと土地の所有権の一部を三井不動産レジデンシャルに譲渡。三井不動産レジデンシャルと共同で建て替える。
青山ビルの所在地は南青山2の1の1(敷地面積4600平方メートル)で、東京メトロ・都営地下鉄青山一丁目駅に直結している。
解体工事の発注者は三井不動産レジデンシャル。工事名は「港区南青山二丁目1番1号地上部解体工事」。現地に掲示した「解体工事のお知らせ」によると、解体対象の建物はS・SRC造地下3階地上17階建て延べ2万8523平方メートルの規模。高さは71・4メートルとなっている。
ホンダは現在、東京都港区にある虎ノ門アルセアタワーなどに仮本社を構えている。29年に東京都中央区八重洲で建設中の再開発ビルに移転する。建て替え後の青山ビルでは一部フロアを使う予定だ。
ホンダが新たに本社にする再開発ビルの所在地は中央区八重洲2の4~7(約1万9560平方メートル)。地下3階地上43階建て延べ約38万9290平方メートルの規模で、29年1月末の完成を予定している。再開発区域には1960~74年にホンダの本社機能が入る「八重洲ビル」が立っていた。