国立競技場、26年1月から「MUFGスタジアム」に/MUFGが命名権取得

2025年10月16日 論説・コラム [1面]

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 国立競技場(東京都新宿区)が、2026年1月から「MUFGスタジアム」として新たにスタートする。施設を運営するジャパンナショナルスタジアム・エンターテイメント(JNSE、竹内晃治社長)が15日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とトップパートナー契約を結び、同社が命名権を取得したと発表した。略称は「MUFG国立」。契約期間は2030年12月31日までの5年となる。
 JNSEはNTTドコモ、前田建設、SMFLみらいパートナーズ、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)の4者が出資して設立した特定目的会社。25年4月から国立競技場の運営や維持管理などを担っている。MUFGとは「ナショナルスタジアムパートナー」として初めての契約になる。
 今後はスイートルームの新設や、音響・大型ビジョンといったICT分野の機能強化を進め、スタジアムの快適性や利便性を高める方針。26年度にはトップパートナー以外のオフィシャルパートナーも決定し、より多様な連携を図っていく予定だ。