前田建設/技術者資格取得支援アプリを先行販売/1級土木施工管理技士試験対策

2025年11月19日 技術・商品 [3面]

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 前田建設は18日、1級土木施工管理技士の1次試験対策に特化した資格資格取得支援アプリの先行販売申し込みを開始した。主に若手技術者の活用を想定。問題演習・実力テスト・月次リポートをセットにし、社員や受講者の自発的な学習と管理者による進捗把握を同時に実現する。AIも活用して演習問題を設定しており、短期間で質の高い学習体験を提供する。
 アプリは「サクシェアPASS(サクシェア・パス)」として販売。スマートフォンで、社員の若手技術者らがいつどこでも自発的に学べるツールになる。2000問以上の演習問題で基礎を習得し、3回の模擬試験(実力判定テスト)で本番対応力を養成する。月次リポート機能で進捗と弱点を可視化し、企業の管理者が社員全体の学習状況を計画的に把握・支援する育成ツールとしても利用できるようにした。
 利用開始は2026年1月を予定。1次試験実施月の末日までの法人向け年間ライセンスとして、1人当たり2万2000円(税抜き)で販売する。
 同7月に2次試験対策版の販売も予定している。若手の資格取得支援だけでなく、学生や外国人ら建設業界に幅広く携わる幅広い人材向けの学習支援プラットフォームとして展開する方針だ。