大林組ら3社は、東日本高速道路会社が発注した工事で、水素燃料電池(FC)を搭載した中型油圧ショベルの実証実験を行った。実用性の検証と、水素の供給・充填方法で改善点を抽出するのが目的。ディーゼルエンジン駆動式と同等の作業性能が発揮できると確認した。FCショベルを施工中の建設現場で使用する試みは国内初という。
実証実験は、同社と岩谷産業、コマツが、東日本高速関東支社長野工事事務所の協力を受け実施した。実験場所は「上信越自動車道(落石対策)北野牧(その2)工事」の仮置きヤード内。2025年12月10~23日の期間で、FCショベルによる掘削残土の移動作業と、車載水素タンクへの水素充填作業で課題などを洗い出した。
工事の進捗で現場の状況が変化する中、水素充填の法規制を踏まえた建設機械の安全で効率的な運用を探った。現場条件に適した条件を検証。導入に向けた実運用モデルや、現場選定の指針を検討するための知見を得た。
3社は、水素燃料電池を搭載する建機の開発や導入現場の選定、移動式水素充填システムと運用基準の検討を進める。さまざまな条件に応じた水素の充填方法も検証する。






