キッザニア東京にパビリオンオープン/マンション建設現場再現/長谷工コーポが出展

2025年12月4日 行事 [4面]

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 東京都江東区にある子どもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」に、マンション建設現場のパビリオンが3日に登場した。長谷工コーポレーションがスポンサーとなり、マンションに見立てた現場を再現。排水管の点検やエントランス工事などの仕事が体験できる。建物のメンテナンスの大切さだけでなく、ものづくりの面白さも子どもたちに伝える。
 パビリオンでは、子どもがマンション管理技術者やマンション建設技術者に扮(ふん)して作業する。マンション管理技術者は安全帯を装着して足場を登り、検査用ボールで排水管を点検する。電動ドリルを使った外壁修繕も行う。マンション建設技術者は複数人で協力し、エントランスの床パネルとれんが壁を工事する。
 3日に開いたオープニングイベントの後で囲み取材に応じた長谷工コーポレーションの熊野聡社長は「建設業界は非常に人手不足だ。子どものころからものづくりの楽しさや住宅を造ることで喜びを経験し、将来長谷工グループで仕事をしたいという人が増えればさらにいい」と話した。
 オープニングイベントには元WBC世界フライ級チャンピオンで長谷工コーポレーションの元社員でもある内藤大助さんも登場。久しぶりのユニホームに「懐かしさを感じる。この制服を着てマンションを1軒1軒回っていた」と感慨深げだった。