広島県府中町/揚倉山健康運動公園整備Park-PFI/12月25日まで参加受付

2025年12月5日 工事・計画 [9面]

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 広島県府中町は1日、Park-PFI(公募設置管理制度)を導入する「揚倉山健康運動公園整備等事業」の公募設置等指針を公表した。25日まで参加申し込みを受け付ける。設置計画や提案の提出期間は2026年2月2~27日。同3月ごろに事業予定者を選定する。指定管理者制度も採用する。
 同公園(山田5、面積16・3ヘクタール)の整備から約30年が経過し、利用者サービスの向上や健康増進、社会教育の充実に向けて再整備を進める。
 応募者は単体の法人かグループで、設計企業は1級建築士事務所に登録し、類似施設の実績が必要。建設企業の1者は町の入札参加資格で土木、建築に認定されていること。指定管理企業には類似施設の維持管理や運営の実績を求める。
 計画では公園の下段に人工芝の多目的広場やクラブハウスを新設し、テニスコート(砂入り人工芝)を改修。照明や防球ネット、駐車場・駐輪場なども整備する。上段は新たに遊具を設置し、クラブハウスなどを改修する。
 町が負担する備品を含む公園整備費の上限は18億1372万9000円(税込み)とする。
 事業者は売店や飲食店など公園の魅力や利便性が向上する施設を提案でき、利便増進施設を設置する場合は施設の種類や規模などを提案してもらう。
 指定管理の業務は使用料の徴収、受け付けなどの運営、施設・設備の点検保全や植栽管理、清掃、警備など維持管理、施設の修繕など。事業期間は46年10月末まで。