知立蔵福寺土地区画整理組合/2街区で事業者募集/26年1月8日まで受付

2025年12月9日 工事・計画 [7面]

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 愛知県知立市の知立蔵福寺土地区画整理組合は8日、生活利便施設街区と沿道施設街区を開発する事業者の公募手続きを開始した。2026年1月8日まで参加表明を受け付け、同1月19、20日に詳細の募集要項を配布する。提案書の提出期限は同3月11日。プレゼンテーションを経て同3月27日に審査結果を通知する予定。
 生活利便施設街区はスーパーマーケットなど、沿道施設街区は日用品販売や飲食店、その他物販などの開発を行う事業者を誘致する。応募条件は、▽保育園や福祉施設などの周辺施設に配慮し、組合とまちづくりの詳細像について協議、開発し円滑な事業推進に協力▽将来的な土地購入や賃借面積の増減に柔軟に対応し、組合や権利者と協議-を求めている。
 複数街区への参加や企業グループでの参加も可能。賃借期間は20~30年の事業用定期借地権を設定する予定。仮換地や保留地の一部購入も想定している。
 参加表明企業に対し、提案書作成に必要な地区概要、事業スケジュール、施行区域図、概略設計図、基本構想案のデータを配布する。提案内容は▽コンセプトの解釈▽業種、施設計画▽まちづくりへの提案▽提案の実現性▽事業体制、事業開始時期▽土地の借地料、購入価格。提案書の要求水準は、市の総合計画や都市計画マスタープラン、土地区画整理事業の基本構想案に合致した計画とし、地域貢献策や防災・防犯対策、環境対策、テナント構成に配慮した内容を求める。
 知立蔵福寺土地区画整理事業の施行面積は約22ヘクタール。名鉄知立駅や国道23号上重原ICから約1キロに位置した利便性の高い地域で、市文化会館や小学校、保育園が立地する特徴を生かし、子育て世代を中心に幅広い世代が住み続けることができる住宅地整備を目指している。今年3月に組合設立が認可された。施行期間は32年3月まで。
 参加表明書は組合事務所に持参する。資料の提出、問い合わせ先は同組合(〒472-0054 知立市東上重原3の71 ハイツコシマエA棟104号室、電話0566・55・6559)。