岐阜県大垣市の百貨店「ヤナゲン大垣本店」跡地の再開発を推進する「大垣駅南前地区市街地再開発組合」が1月27日に発足し、同30日に市内で設立総会が開かれた。住宅や商業施設、公益施設を含む延べ約2万4600平方メートル規模のビルを建設する。着工は2028年度を予定している。
再開発の計画地は高屋町1など。地区面積は1・2ヘクタール。用途は第1街区が住宅と食品スーパーなどが入る複合施設(RC造17階建て延べ約1万3000平方メートル)。第2街区は駐車場(S造3層4段延べ約5000平方メートル)、第3街区(RC造6階建て延べ約4500平方メートル)には公益機能が入る施設を準備する予定だ。
今後の計画は26年秋に権利変換の認可を取得し、同年冬に解体工事を開始。詳細設計も同年度中に固める。着工は28年4月、完成は30年12月を予定している。
基本設計は車戸建築事務所、建物調査は間瀬コンサルタント、資金計画は都市研究所スペーシアが担当する。参加組合員はフージャースコーポレーションで、総事業費は182億円を見込む。
19年のヤナゲン閉店後、既存施設の活用を模索したものの老朽化などで断念。21年に再開発に向けてまちづくり協議会を設立し、地元住民との対話の場を設けていた。22年に準備組合を設立し計画を進め、今回の組合設立に至った。
1月30日に大垣市のOKBコミュニティプラザ大垣駅で開かれた組合設立総会のあいさつで松本正平理事長は「コロナ禍や事業者の離脱など厳しい状況に直面することもあったが、駅前通りを発展させたいという皆さまの思いが組合設立に結び付いた」と振り返った。
石田仁大垣市長は「大垣のランドマークの再開発が決まり感慨深い。困難な課題が出てくるかもしれないが、市としても関係機関と協議しつつバックアップしていく」と協力を約束した。
大垣商工会議所の金森武副会頭は組合の設立を祝い、市内の観光施設への回遊性向上に期待した。







