年末恒例の「今年の漢字」がきょう12日に京都の清水寺で発表になる。昨年は「金」。パリ五輪・パラリンピックのメダルラッシュや政治の裏金問題などが世の中の関心事だった。今年の世相を表す漢字は何か、楽しみにしている方も多かろう▼先週は「2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」が発表された。年間大賞には、日本初の女性首相となった高市早苗氏の「働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」が選ばれた▼表彰式に自ら駆け付け、首相は「皆さまのために貢献したいとの思いがあった」と振り返った。「国民に働き過ぎを奨励するような意図はない。強い経済、外交、安全保障、そして豊かな暮らし実現のために頑張る」とも▼大賞になった言葉は高市首相が自民党の新総裁に決まった時のあいさつ。「ワーク・ライフ・バランスを捨てる」とも表明し、発言に対する評価は賛否両論と記憶する▼国が労働時間規制緩和の議論を始めた。行方はどうあれ、多様で柔軟な働き方の実現や長時間労働の是正など働き方改革の本筋は不変。次世代に選ばれる建設産業への歩みは決して止めてはいけない。








