大林組ら/大空間向け空調用誘引ユニットで新タイプ追加/設置自由度を向上

2026年1月8日 技術・商品 [3面]

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 大林組と協立エアテックは、大空間や半屋外空間の高効率空調を実現する「空調用誘引ユニット」の機能を高めた。空調ダクトに接続している誘引ユニットに、優れた省エネルギー性能を持ちながらダクトの末端に設置できる新タイプを追加。設置方法の選択肢も増やした。スポーツ施設や生産施設への導入が決まっている。2027年に横浜市瀬谷、旭両区で開かれる国際園芸博覧会の「大林組Village」でも採用を予定している。
 誘引ユニットは「in-DUCT(インダクト)」として、23年度に実用化した。スタジアムやアトリウムなどの大空間や半屋外空間で空調に必要な大風量を可能にする。室温と送風温度の温度差が小さくなり吹き出し口の結露も抑制できる。大空間や半屋外空間の空調設備の省エネルギーとコスト抑制を実現する。
 新たに開発したのは、ダクト末端に接続する「吹出口タイプ」。取引機構と吹き出し口を一体化している。従来タイプと同等の機能を持ちながら、ダクト接続も空調機への直接接続が可能になる。さまざまな風量に対応し、三つのサイズをラインアップしている。
 新タイプは、誘引を生み出す「くぼみ」の前後の縮小部と拡大部を分割し、拡大部の回転が可能な機構を採用。誘引性能を確保したまま最大20度まで吹き出しの方向を調整でき、空調対象エリアに気流を向けられる。
 吹き出し部に風向きの調整オプションを設置することで、上下方向だけではなく左右方向にも風向きを調整できる。今後、ニーズに合わせて二つのタイプを提案していく。