建設投資、26年度は5・7%増に/住宅回復、政府・非住宅堅調/建設経済研ら推計

2026年1月15日 行政・団体 [2面]

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 建設経済研究所と経済調査会が建設投資予測の最新推計を14日発表した。2026年度にかけて民間住宅分野が持ち直し、国土強靱化対策の拡大を見込む政府分野と設備投資意欲が旺盛な民間非住宅分野が堅調に推移すると見通す。26年度の投資総額は名目値で5・7%増の81兆0700億円(25年10月時点の前回推計は5・3%増)、物価変動の影響を取り除いた実質値で3・6%増(3・2%増)と予測する。
 分野別の投資予測は名目値ベースで▽政府建設投資=25年度4・2%増と26年度7・2%増▽民間住宅投資=1・2%増と4・5%増▽民間非住宅建設投資=5・9%増と6・7%増▽民間建築補修投資=9・4%増と2・9%増。
 政府分野は前回推計から、やや下方修正となった。25年度補正予算で例年以上の公共事業関係費が計上された一方、直近の出来高が停滞気味であることを考慮した。民間住宅分野は25年度に改正建築物省エネ法・建築基準法施行前の駆け込み着工の反動が出たが、26年度は実質値でも2・8%増と回復を見込む。
 民間非住宅分野は全体的に堅調だが、倉庫・流通施設の新規開発に一服感が出てきているなど施設分野ごとに傾向は異なる。建築補修分野は好調で、工事費高騰などの影響もあって住宅の建て替えを大型リフォームやリノベーションに切り替えるなどの動きがみられるという。