大阪府は27日、「第19回おおさか優良緑化賞」の表彰式を府庁本館(大阪市中央区)で開いた。都市環境の改善や敷地の魅力向上に寄与する優れた緑化の取り組みを行った建築主を顕彰するもので、本年度は大阪府知事賞、奨励賞、生物多様性賞の各部門で計8施設を選定。式では原田行司大阪府環境農林水産部長が受賞者に記念のパネルを手渡した。
祝辞で原田部長は「受賞施設はいずれも都市での質の高い緑の創出に寄与する優良な事例だ。他の事業者の模範となり、府民の緑化意識の向上にもつながる」と述べ、受賞者の取り組みをたたえた。大阪・関西万博で壁面緑化や生物多様性に配慮した展示が行われたことにも触れ「ネーチャーポジティブの考え方を取り入れた都市緑化をさらに進めていきたい」とし、府が策定を進める新たな緑の計画の下で、緑の多様な効果を生かしたまちづくりを推進していく考えを示した。
大阪府知事賞(大規模部門)には、リバー産業の共同住宅「リバーガーデン城東古市」(大阪市)、関電不動産開発、住友不動産、パナソニックホームズの共同住宅「シエリアタワー大阪堀江」(同)、東急不動産の共同住宅「ブランズ住吉長居公園通」(同)の3施設を選定した。うち「リバーガーデン城東古市」は、生態系への配慮や多様な生物の生息環境づくりが評価され、生物多様性賞も併せて受賞した。
奨励賞(大規模部門)では、積水ハウスの「グランドメゾン北堀江レジデンス」(大阪市)、東急不動産の「ブランズ都島」(同)、野村不動産の「プラウド吹田」(吹田市)、JR西日本プロパティーズとTC神鋼不動産の「プレディア平野 ザ・レジデンス」(大阪市)、大京の「ライオンズ千林大宮レジデンス」(同)の5共同住宅を選定。うち「グランドメゾン北堀江レジデンス」は生物多様性賞も受賞した。
同表彰は大阪府自然環境保全条例に基づき、建築物の緑化を通じて都市環境の質の向上や良好な景観形成を促すことを目的に実施している。選考では義務緑化面積を上回る緑地の確保状況や視覚効果、周辺環境との調和、公益性、維持管理の状況、新技術の導入などを総合的に評価した。
今回は大規模部門で11件の応募があり8件が受賞。小規模部門は応募1件があったが該当する受賞施設はなかった。









