南海電鉄は泉北ニュータウンの中核拠点となる泉ケ丘駅前地域(堺市南区茶山台1)で、堺市との初の公民連携事業として再整備に着手する。駅前南コンコースから2階レベルへとつながる大階段などの動線機能を新設し、駅前の回遊性を高める。併せて、計画見直しとなっていた「泉ケ丘駅前活性化計画」を、従来計画の駅前商業施設に分譲タワーマンションを加えた内容で再始動する。
駅前地域の再整備では駅前南コンコースを起点とする歩行者動線を再編。既存の階段やエスカレーター、エレベーターを撤去し、2階レベルへ円滑につなぐ大階段などの動線機能を南海電鉄の敷地内に集約・新設する。市が整備するペデストリアンデッキと接続することで周辺施設への回遊性を高め、駅前に隣接するイベント空間「くすのき広場」の活性化にもつなげる。
市と2023年12月に締結した包括連携協定に基づく取り組みとして、昨年に策定した泉ケ丘駅前地域の将来ビジョン「IZUMIGAOKA Next Design」を踏まえ、駅前空間の再構築を公民連携の枠組みで進める。
一方、泉ケ丘駅前活性化計画は自社所有地を活用する形で22年3月に始動したが、世界情勢の変化や急激な工事費高騰を受け、23年8月に建設工事の延期と計画見直しを表明。今回、駅前動線を核とする公民連携の再整備が決定したことを受け、再始動を決めた。
再始動に際してはこれまで検討してきた駅前商業施設に加え、新たに分譲タワーマンションを組み合わせる。駅前商業施設は4階建て延べ約1万0900平方メートルで、28年度の竣工・開業を予定。分譲タワーマンションは30階建て延べ約4万2000平方メートル(約370戸)とし、31年度の完成を見込む。設計者、施工者は未定。
今後は27年度に駅前南コンコースから2階レベルへの動線整備と、駅前商業施設とデッキの接続工事を実施。28年度に駅前商業施設の開業とくすのき広場の再整備を行う。









