四国地方整備局は2日、高松市の同局で2025年度「インフラDX大賞四国地方整備局長表彰」の表彰式を開いた。「高松港朝日地区岸壁(マイナス7・5メートル)船尾部築造工事」を施工した東亜建設工業の大塚真太郎高松港作業所長と「令和5-6年度外環空港線南吉田第5高架橋上部工事」を施工したIHIインフラシステムの宮田明取締役橋梁技術本部長に豊口佳之局長が表彰状を授与した。
受賞内容の発表で高橋晋一郎東亜建設工業大阪支店技術部共創戦略課長は「構造物の形状が複雑なため、施工状況を数値化できるデジタルツールを多く導入し、3Dモデルと連携させたデジタルツインの取り組みを実施した」と説明。所長のほかは入社2年目2人、5年目1人と若手中心のチームのため「現場を効率良く管理・運営するには所長と若手の知識や経験の差による誤解を防止し、確実に認識を共有することが重要だった」と振り返った。
岩瀬真淑IHIインフラシステムDX・GX推進部BIM・CIM推進グループ長は「3Dモデルに時間軸を付与した4Dタイムライナーを活用した。4Dモデルを可視化ツールに終わらせず、技術の伝承や安全教育ツールとして使った」と紹介。「ベテランのノウハウや過去の災害事例を属性情報としてモデルに紐付け、暗黙知を形式知に変換した。若手や外国人労働者がいつどの段階で何に注意すればいいかを事前に把握でき、作業周知会や安全教育の質向上につながった」と成果を報告した。







