堺市/金岡公園(北区)再整備へ/26年度に民間手法導入調査

2026年2月13日 工事・計画 [8面]

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 堺市は民間手法の活用を視野に約60億円を投じ金岡公園を再整備する。老朽化が進む屋外プールの刷新と収益、複合施設の導入を検討。3月下旬に市民意見募集を実施し、6月に基本計画を策定・公表する。2026年度に民間手法導入調査に着手する方針で、3日の庁内会議で建設局が基本計画案を提示した。導入調査の委託費は26年度当初予算案に約1500万円を計上済み。
 金岡公園は北区長曽根町に位置する開設面積17・7ヘクタールの運動公園で、1959年に供用を開始した。陸上競技場や体育館、テニスコート、野球場、屋外プールなどを備える市内有数のスポーツ拠点。供用開始から60年以上が経過し、施設の老朽化や市民ニーズの多様化、新金岡地区のまちづくりの進展を踏まえ再整備の検討を進めてきた。
 基本計画案では再整備の方向性を「緑豊かで多様な世代が楽しめるスポーツパーク」と設定。▽市民の健康増進やスポーツ拠点機能の向上▽多様な世代が集い交流できる空間の形成▽都市の魅力向上に貢献する潤いある緑化空間の創出▽災害時に備える防災機能の充実-の4方針を掲げた。
 公園内は6ゾーンに再編。プール・複合施設・広場ゾーンでは既存プールのリニューアル、複合施設の整備を検討する。新金岡駅に近い立地を生かし、カフェやレストランなどの収益施設、大屋根広場の導入も視野に入れる。
 体育館と陸上競技場を中心とするメインスポーツゾーンは機能維持を基本とし、テニスゾーンや野球場を含むグラウンド・多目的利用ゾーンは利用環境の向上を検討する。体育館北側にはスポーツアクティビティゾーンを設け、新たな機能導入を探る。
 事業手法は従来方式に加え、設計・施工一括(DB)やPark-PFI(公募設置管理制度)、BTO(建設・移管・運営)方式のPFIなどを比較検討する。収益施設の活用や設計・施工・管理運営の一体化により、効率的な整備を目指す。
 民間手法導入調査後は、27年度以降の事業者決定、設計・施工を想定。新金岡地区の活性化と連動し、公園再生を通じた地域の魅力向上に取り組む。