神戸市/西市民病院DB(長田区)基本設計まとまる/3月にも入札公告

2026年2月17日 工事・計画 [10面]

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 神戸市は、市立医療センター西市民病院(長田区一番町2)の新築移転計画で、3月にも実施設計・施工一括(DB)方式の事業者を決める一般競争入札を公告する。建設地は新長田駅南西の若松公園内「鉄人28号モニュメント」の西隣敷地(長田区若松町6、約7400平方メートル)。このほど策定した基本設計によると、規模はS一部RC造(免震構造)地下2階地上9階建て延べ3万8868平方メートル。2031年夏ごろの開院を目指す。基本設計は日建設計・山本設計JVが担当。
 大規模地震の発生時や、新興感染症の流行時にも安全・安心に医療機能を継続できる施設とし、若松公園と病院の一体活用で災害対応機能を強化する。公園内のモニュメントと一体化した景観を形成し、地域のにぎわい創出にも貢献する。
 地下1階~地上3階に外来や手術、放射線などの診療機能、4階に事務室や医局、5~8階に病棟を配置する。病床数は現行と同じ358床。高水準で2次救急に対応するため救急外来を拡充し、高度治療室(HCU)や救急病床を増床。手術室も増室し、放射線治療や外来化学医療法などの診療室を拡充し、がん診療に高度に対応する。
 各階に医療スタッフの休憩や会議に使用できるコアゾーンを設け、コミュニケーションや連携の促進を図る。駐車場(約100台)や駐輪場(約70台)は地下2階に整備する。建物はZEB Orientedの認証取得を目指す。
 配置計画では建物東側に玄関を置き、ロータリーを設ける。南の公園側に向かって緑地帯や歩行者動線、芝生広場を確保し、公園との境界を感じさせないランドスケープを計画する。病院敷地外の公園部分は建設局が別途設計を行う。
 26年度にDB事業者を選定し、実施設計と一部工事に着手する。30年度まで建設工事を進める予定。
 基本計画(25年5月改定)での総事業費は605億円を見込む。