東京都中野区/中野サンプラザ跡地再開発(東京都中野区)/34年度完成目指す

2026年3月11日 工事・計画 [4面]

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 建設費の高騰を受け再開発事業の見直しが進む中野サンプラザ(東京都中野区)で、区は2034年度の完成を目指す新計画を検討していることが分かった。従来の市街地再開発事業以外の手法も検討。既存建物の解体は30年度をめどに着工する考えだ。
 10日の区議会で公表した「中野駅新北口駅前エリア再整備事業計画の見直しの方向性」に今後のスケジュールを盛り込んだ。26年度に再整備事業計画を改定した上で、事業者を27年度に決める予定だ。
 26年度は住宅、オフィス、音楽ホールなどの規模を再検討する。区はホールについて「劇的な社会情勢変化に対応できる『可変性』や『拡張性』のある」計画に見直す方針。民間事業者の提案に幅を持たせノウハウを取り入れる狙いがある。
 従来の市街地再開発事業以外の手法も視野に入れる。事業の成立とのバランスを考慮しつつ、定期借地権の設定も模索する。
 区のシンボル的存在だった中野サンプラザは、再開発に寄せる区民の期待が大きい。2月に区が実施した区民との意見交換会では、宿泊施設や安心して歩ける歩行空間などを求める声があった。区は区民の意見と事業者の提案を取り入れながら、再始動に向けた計画を固めていく。