宮城県富谷市が成田地区に建設していた複合図書館「ユートミヤ」が竣工した。市立図書館を核に、スイーツステーションや児童屋内遊戯施設が一体になった複合公共施設が完成。施設の規模・構造はRC+S造2階建て延べ3230平方メートルで、設計はナスカ1級建築士事務所・はりゅうウッドスタジオ(福島県南会津町)JV、施工は阿部和工務店(仙台市青葉区)が担当した。5月1日のグランドオープンを前に7日に内覧会を開き、市民をはじめ1000人を超える来館者でにぎわった=写真。
同日はナスカの八木佐千子代表取締役が来館者とともに館内を巡り、設計の狙いなどを説明した。「複合施設は一般的に機能ごとに運営主体や開館時間、休館日が異なり、不便さを感じることも多い。ユートミヤでは、できるたけ一体的に利用できるようプランニングした。市民の皆さんに支えられながら育っていく施設になってほしい」と語った。
若生裕俊市長は「公民館も含めた四つの施設が融合した新しいタイプの施設になる。建てること自体が目的ではなく、市民の皆さんに愛され、有効に活用してもらうことが大事だ。積極的に足を運び、楽しんでほしい」と呼び掛けた。
所在地は成田1の1の1で、敷地面積は1万3418平方メートル。市の成田公民館(成田市民センター)に隣接するグラウンド跡に建設し、公民館とは渡り廊下で接続した。2024年8月に着工。館内には、地元産の果物や菓子などを販売・提供するスイーツステーションを設け、「スイーツのまち・とみや」を掲げる市のブランド発信拠点にする。屋内遊戯スペースには児童や乳幼児向けの遊具エリアを設置し、安全に遊べる滑り台やアスレチック広場などを配置した。
図書館の貸し出し図書を汚れから保護するブックコートフィルムには、国内で初めてサトウキビ由来の素材を採用。環境負荷を低減し、ゼロカーボンシティーを目指す取り組みの一環になる。
児童屋内遊戯施設はJCTきっず(富谷市)、スイーツステーションの管理運営はICHICO(仙台市青葉区)、館内カフェは「FLATWHITE COFFEE FACTORY」ブランドを展開するキオラガーデン(福島県三春町)がそれぞれ担う。







