横浜市は、横浜港にある山下ふ頭(中区)の再開発で事業計画案をまとめた。2025年6月に公表した基本的方向性に、再開発コンセプトや空間・機能ゾーニングイメージなどを追加。より具体的な将来像を示している。再開発は民設民営を基本とし、26年度末にも事業者の公募を開始する。27年末に事業予定者を選定し、30年代前半の供用開始を目指す。4月以降に意見を募り、事業計画を決定する。
12日の市議会国際・経済・港湾委員会で報告した。計画案では緑(Green)、活気とにぎわい(Lively)、持続可能なイノベーション(Open innovation)、世界に誇れる水際線(Waterfront eaving)の頭文字から「GLOW 横浜の“輝き”を世界へ、そして22世紀へ」を再開発のコンセプトに掲げる。
空間・機能のゾーニングイメージでは、緑と海辺に都市が包み込まれるような環境を創出する。大さん橋側のエリアには、臨港パークから山下公園に至る動線に、緑豊かな空間と海辺を背景とした広大なオープンスペースなどを配置する。ふ頭中心から新山下側のエリアには、ウオーカブルな空間と調和した緑などと併せて、新たなシンボルとなる施設や多機能なオープンスペースの中に、イノベーションやにぎわいを創出する空間・機能を配置する。
事業方針には基本的方向性で示した3テーマに、市民検討委員会の結果を反映した「市民が結ぶ新たなまちの環」を加えた。
山下ふ頭の面積は約47ヘクタール。用途は商業地域で容積率400%、建ぺい率80%が上限。市は将来にわたり時代の変化にも対応できる柔軟な環境をつくるため、サウンディング(対話)調査などの結果を踏まえながら、段階的な開発の可能性も検討する考えだ。







