金子恭之国土交通相/南本牧ふ頭や花博会場を視察

2026年4月14日 行政・団体 [2面]

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 金子恭之国土交通相が横浜市内の港湾の現状や、開催まで1年を切った2027年国際園芸博覧会(花博)の施設整備で状況を把握するため、11日に現地を視察した。横浜港では南本牧ふ頭などでコンテナターミナル(CT)の整備状況を確認。国内最大級の水深18メートル岸壁や物流効率化に関わるオーシャンデポの説明を受けた。花博会場では「日本政府苑」の建設現場を黒岩祐治神奈川県知事、山中竹春横浜市長と共に視察した。
 視察には佐々木紀国交副大臣と永井学国交大臣政務官も同行した。南本牧ふ頭は横浜港全体の取引量のうち約6割を扱う同港最大のCT。横浜川崎国際港湾の中井拓志社長は、2015年以降に供用開始したMC-3、4岸壁を説明。金子国交相は「貨物船が大型化する現代で高い競争力を持つ港だ」とし、「今後、カーボンニュートラルポートとしての機能整備も重要になる」と述べた。
 花博会場では、日本政府苑の現場を黒岩知事、山中市長と視察した。会場最大となる約2・5ヘクタールの敷地に高床式の西・東棟、流域治水やグリーンインフラの考えを取り入れた「令和日本の庭」の建設が進行している。整備事業は国交省関東地方整備局、庭園部分は花博協会が担当。敷地内にある和泉川の源流を保存しながら、既存の環境を生かしたプロジェクトを推し進めている。
 金子国交相は「源流の保護はどう行っているのか」と質問。担当者は「建物を東西に分け、川の流れを阻害しないよう設計している」と回答した。視察後の会見で、金子国交相は「工事が順調であることを確認した。相模湾へ注ぐ和泉川の源流を、日本政府苑で見られるのは大変意義深い」とコメント。今後の課題に「猛暑や降雨対策、移動手段の確保」を挙げ、「神奈川県や横浜市と連携し、全力で準備する」と力を込めた。