日本建築学会(小野田泰明会長)は、2026年の大賞や学会賞などを決定した。建築に関する学術・技術・芸術の発展に貢献した個人会員をたたえる大賞には名誉会員の石山祐二氏(北海道大学名誉教授)と名誉会員の藤森照信氏(東京都江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授)、名誉会員の渡邊俊行氏(九州大学名誉教授)の3人が選ばれた。=12面に大賞を除く各賞の詳細
学会賞は論文部門10件、作品部門3件、技術部門2件、業績部門4件(うち1件は復旧復興特別賞)を選んだ。教育賞5件(教育業績1件、教育貢献4件)、著作賞4件、作品選奨10件、奨励賞15件、文化賞3件、作品選集新人賞13件(22人)も選出した。
大賞の石山氏は「構造基準整備への貢献と関連する国際協力および開発途上国支援」が受賞につながった。藤森氏は「建築についての歴史研究、啓発、設計の功績」、渡邊氏は「持続建築を志向した建築熱環境に関する研究教育および学会環境基準作成への顕著な貢献」が高く評価された。
大賞や学会賞などの贈呈式は5月29日に東京都港区の建築会館ホールで開く通常総会後に行う。奨励賞と作品選集新人賞の表彰式は、9月8~11日に安田女子大学(広島市安佐南区)で開く26年度日本建築学会大会に合わせて実施する予定だ。
石山 祐二氏(いしやま・ゆうじ)1967年北海道大学大学院工学研究科修士課程修了、建設省(現国土交通省)入省。91年北海道大学教授、2005年同名誉教授。著作に『建築構造を知るための基礎知識 耐震規定と構造動力学〈新版〉』など。北海道出身、84歳。
藤森 照信氏(ふじもり・てるのぶ)1978年東京大学大学院博士課程満期退学。82年同生産技術研究所専任講師、85年同助教授、98年同教授、2010年同名誉教授・工学院大学教授、16年東京都江戸東京博物館館長。著作に『建築探偵の冒険 東京篇』など、建築作品に「神長官守矢史料館」など。長野県出身、79歳。
渡邊 俊行氏(わたなべ・としゆき)1974年九州大学大学院工学研究科建築学専攻博士後期課程単位取得退学、九州大学助手。75年同講師、82年同助教授、89年同教授、98年同大学院教授、2010年同名誉教授。著作に『建築環境学〈2〉』(共著)など。福岡県出身、79歳。






