日本アスファルト合材協会(日合協、今泉保彦会長)の調査結果(速報値)によると、2025年度に会員企業の工場828カ所で製造したアスファルト合材は、前年度比3・4%減の3247万トンだった。5年連続の減少。会員以外の企業を含む製造数量(予想値)は3・7%減の3420万トンと過去最低を見込む。ピークの1992年度(8083万トン)から見ると約6割減で、年間3500万トンを下回るのはピーク以降初めてとなる。
会員企業の製造数量の内訳を見ると、高規格道路など向けの「新規材」が4・3%減の787万トン、一般道が多い「再生材」は3・1%減の2460万トン。製造数量に占める再生材の割合(再生合材製造率)は0・3ポイント上昇の75・8%だった。
製造量を地域別でみると、全10地区のうち能登半島地震で復興需要のある北陸で増加した。北海道、東北、関東、中部、近畿、四国、九州、沖縄の8地区は減少した。
会員の合材工場稼働率は全国平均が1・0ポイント低下の31・8%。全国平均を上回ったのは関東(40・8%)と北陸(37・7%)、中部(35・8%)の3地区にとどまる。最も低い沖縄は16・6%だった。日合協は「需要減少や稼働率の低下、固定費の負担増加などが工場経営を圧迫している」と分析する。
都道府県別の合材製造量を見ると、増加したのは能登半島地震での復興需要がある石川県(20・7%増)などを中心に、愛媛県や新潟県で増加した。一方、前年度の製造量が多かった滋賀県(18・6%減)は反動減となった。
会員外を含む工場数は12工場が廃止し、ピーク時から約4割減少している。日合協は「工場の廃止は平時の道路維持に加え、災害時の緊急対応力の低下に直結する」と危機感を募らせる。






