廃棄物処理業を展開するTREホールディングス(HD)が、千葉県市原市で大規模な廃棄物処理・再資源化の推進プロジェクトを進めている。廃プラスチック高度選別・再商品化事業(市原ソーティングセンター)など4事業を計画。総投資額は約400億円を見込む。初弾となる同センターは6月までの工期で建設中。同年度以降、順次プラントを建設、開業していく。
プロジェクト名は「『TRE環境複合事業』構想」。▽廃プラスチック高度選別・再商品化事業(市原ソーティングセンター)▽金属資源高度選別事業▽廃棄物焼却発電事業▽産業廃棄物破砕選別・再資源化事業-の4事業で構成する。
市原ソーティングセンターは、同HDの事業会社・タケエイ(東京都港区、阿部光男社長)が建設する。設計・施工の担当企業は非公開。建設地は八幡海岸通1の1。敷地面積は1万7381平方メートル(工場部分1万5213平方メートル、駐車場2168平方メートル)。取扱日量は100トン。自治体と連携して分別回収された廃プラスチックを原料にした再資源化製品を製造する。試験運転後、10月から廃プラスチックを受け入れる。
金属資源高度選別事業は、同HDの事業会社・リバー(東京都墨田区、松岡直人社長)が主体となり、「リバー株式会社市原ダスト再資源化施設(仮称)」を開設する。計画地は八幡海岸通74の41(敷地面積2万1600平方メートル)。タケエイが保有する事業用地の一部になる。設計と施工の担当企業は公開していない。
リバー市原事業所などで発生する使用済み自動車由来のシュレッダーダスト(ASR)と、それ以外のシュレッダーダストの高度選別、再資源化を担う。予定取扱数量は年間6万トンで、このうち約3万トンを再資源化する。2026、27年度に建設し、28年4月から操業する予定となっている。
廃棄物焼却発電事業ではタケエイと日立造船(現カナデビア)の共同出資でT&Hエコみらいを設立。廃棄物焼却施設を整備し、焼却時のエネルギーを活用した高効率発電の安定稼働を目指す。工事は27、28年度を予定している。
産業廃棄物破砕選別・再資源化事業は処理困難物のRPF(廃棄物固形燃料)を製造する。工事は26、27年度。事業開始は28年度を見込む。






