関東地方整備局は、書類作成時の業務効率を高めるため、生成AIの活用を本格化する。工事や業務発注時に必要な書類の作成、新人職員への教育ツールとしての活用を想定し、生成AIをベースにしたチャットボットに質問しながら書類を仕上げる。気軽に質問できるチャットボットは新たな“仕事の相棒”という認識を持つ職員もおり、年度内に負担軽減など導入効果を検証する。
関東整備局では1月以降、建設コンサルタントなどの業務発注段階で生成AIを導入している。通常、発注公告などの書類は運用マニュアルを参考に人力で作成している。運用マニュアルは発注する業務内容に応じた最適な総合評価方式のタイプなどを記載しているが、記載箇所を探し当てながらの書類作成には、多くの時間がかかっている。
チャットボットは気軽に質問できる上、参考図書の出典を交え、的確にアドバイスする。繰り返しの学習によって生成AIの精度と職員の知識レベルアップにつなげるメリットもある。
本年度は業務で試行していた生成AIの活用を工事にも広げる方針だ。日常業務で培った高度な知見を継承するナレッジにも対応可能か検証する。
23日に開いた26年度「インフラDX推進本部会議」の初会合で、生成AIの活用について報告した=写真。席上、橋本雅道局長は「人手不足をカバーするにはデジタル技術の活用が有効だ」と表明。試行したばかりの生成AIなど「デジタルの活用を前提にした仕事へと変革することが重要だ」と訴えた。
関東整備局が取り入れたチャットボットは、マイクロソフトの生成AI「Copilot(コパイロット)」をベースに構築。「しどう君」という名称で運用している。






