堺市はJR阪和線津久野駅周辺で一体的な市街地再整備に向けた検討を本格化する。「津久野駅周辺再整備基本構想」を踏まえ、2026年度は駅前広場の現状や交通利用の実態を詳しく調べる。東西の駅前広場や周辺道路の機能を検証し、再整備に必要な広場面積や導入機能の考え方をまとめる。
「津久野駅前都市機能更新調査検討業務」の一般競争入札を15日公告した。29日まで参加申請を受け付け、6月15~16日に入札書を受け付け、同17日に開札する。
参加資格は市の入札参加資格「業務委託・役務の提供」のうち「調査065090その他調査」に登録していることなど。地域要件はない。
同業務では過年度業務や基本構想の内容を踏まえ、駅前広場周辺の土地利用にかかる制限を整理した上で、道路法や都市計画上の課題を抽出し、自動車交通量や駅利用者数を調べる。調査結果を踏まえ東・西両駅前広場の必要面積を算定。駅前広場に求められる機能の導入方針や空間配置パターンを比較検討し、必要に応じてゾーニング図も作成する。納期は27年3月17日。
基本構想は25年12月に策定した。コンセプトは「安全で居心地の良いサードプレイスの形成」。地権者の合意形成を踏まえた市街地住宅の更新、東西自由通路、駅前広場の機能更新、ウオーカブル空間の整備などを将来像に盛り込んだ。
同駅周辺は昭和30年代(1955~64年)以降の土地区画整理事業などで市街地形成が進み、駅周辺には集合住宅や商業施設、堺市立総合医療センターなどが立地する。一方で、駅改札に近接する3棟の市街地住宅(低層部に店舗や事務所、上層部に住居が配置された複合型住宅)は築50年以上が経過。駅東西の往来環境や歩道のない道路、駅前広場の使い勝手、防災面の改善が課題となっている。







