◇終日通行止め、8万平米舗装補修
阪神高速道路会社は20日、3号神戸線(月見山~湊川)と湾岸(垂水)線のリニューアル工事に着手した。神戸線は28日午前6時まで、湾岸(垂水)線は25日午前6時まで終日通行止めとし、舗装補修や高性能床版防水などを行う。同日午前、神戸線の工事現場が報道関係者に公開された。
神戸線は前回の大規模補修から約14年が経過し、舗装や伸縮継ぎ手の損傷が進行。鋼床版にも疲労亀裂が確認されている。一方、湾岸(垂水)線は1998年の供用開始以降、大規模補修が未実施のまま舗装の劣化が進んでいる。
リニューアル工事では両路線合わせて約8万平方メートルの舗装補修を行い、神戸線では全面打ち替えを実施。舗装補修は神戸線を大成ロテック、世紀東急工業、湾岸(垂水)線を鹿島道路が担当している。
一部区間には鋼床版を補強するSFRC舗装(約1万平方メートル)や高性能床版防水(約4万3000平方メートル)を施す。さらに伸縮継ぎ手補修(200レーン)やノージョイント化工事(44レーン)なども行う。
騒音低減対策として、橋梁伸縮装置の撤去には特殊なワイヤソーを用いたSJS(サイレンス・ジョイント・スライス)工法を採用。舗装撤去の一部には、鋼床版をIHヒーターで加熱しアスファルトを剥離する技術も取り入れる。
通行止め区間は、神戸線が第二神明道路須磨IC~湊川間約5・3キロ、湾岸(垂水)線が垂水JCT~名谷JCT間約1・2キロとなる。工事着手に当たり、神戸管理・保全部保全管理課の冨田涼太郎氏は「終日通行止めにより周辺道路を含めご迷惑をおかけするが、騒音低減にも配慮しながら、安全で安心な高速道路の維持に向け工事を進めたい」と話した。







