コンビニエンスストアは文字通り、便利の象徴である。24時間、買い物をはじめ公共料金の支払いや宅配などあらゆるサービスが利用できる。毎日利用する人も多かろう▼上下水道や電気・ガスと同様、生活に欠かせない社会インフラとなった今も店舗網を広げている。経済産業省の商業動態統計によれば、2025年時点でコンビニ店舗数は前年比3・4%増の約5・6万店となった▼コンビニは現代社会の生き写しとも言われ、流行にとても敏感だ。その一つが野菜や果物をふんだんに使用したスムージー。健康志向の高まりもあり、ここ数年でどこの店舗でも簡単に操作して作れるマシンが置かれるようになった▼国内初の本格的なコンビニチェーン「セブンイレブン」を生み出したセブン&アイ・ホールディングス(HD)名誉顧問の鈴木敏文氏が18日、心不全で死去した。93歳だった▼「みんなが反対することをやれば必ず成功する」。鈴木氏は世の中の変化に合わせて商品も業態も変え、コンビニのスタイルをアップデートし続けてきた。裏返せば真の失敗は歩みを止め、立ち止まるということか。その信念に学ぶ点は多い。







