下関北九州道路整備促進期成同盟会ら/山口県下関市で促進大会開く

2026年7月23日 行政・団体 [9面]

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 ◇整備手法の早期決定を
 山口県下関市と北九州市小倉北区を長大つり橋で結ぶ「下関北九州道路」(下北道路、延長約8キロ)の実現に向け、下関北九州道路整備促進期成同盟会(会長・村岡嗣政山口県知事)など9団体は21日、下関市で整備促進大会を開いた。国会議員や山口、福岡両県の関係自治体、県議会、経済団体などから約400人が出席。整備手法の早期決定などを国に求める決議を採択した。今秋に関係省庁に提出する。
 村岡知事は「迅速かつ円滑な物流の確保、交流人口の拡大を実現する下北道路の整備が不可欠だ。関門トンネルや関門橋の代替性を確保し、大規模災害時にも機能する信頼性の高い道路ネットワークを構築するためにも早期整備は極めて重要」と訴えた。
 同会の服部誠太郎副会長(福岡県知事)は「(下北道路は)地域住民の生活を守り、人流・物流を安定的に確保し、下関・北九州地域の一体的な発展を力強く後押しする。日本全体の経済成長を支える新たな国土の骨格になる」と強く指摘した。
 同道路建設促進協議会の池辺和弘会長(九州経済連合会会長)は「国や自治体と連携し、これまで以上に強い決意で後押しする」と話した。
 意見提言では北九州市の武内和久市長が「九州と本州の結節機能が強化することで西日本全体の産業競争力を高め、経済と暮らしの向上に大きく貢献する」と強調し、早期の事業化を求めた。星野リゾートが運営する「リゾナーレ下関」の鈴木良隆総支配人や北九州市立大学の学生らも意見を述べた。
 続いて、利用者負担を基本とした有料道路事業を最大限に活用するなど効果的な整備手法を早期に決定することや、新規事業化に向けた手続きを着実に進めることを国に求める決議を採択。最後に「がんばろう三唱」で締めた。
 下北道路は旧彦島有料道路の老の山公園付近(下関市)から北九州市小倉北区西港町に至る4車線の自動車専用道路。つり橋は主塔の高さが約200メートル。中央支間長は約1500メートルが想定されている。途中の3カ所にハーフICを設け、西港町JCTで北九州都市高速2号線と接続する。山口県と北九州市が2025年12月に都市計画決定した。今夏には国が下北道路の役割や在り方をまとめた基本方針を策定する。