建設業の働き方改革進展、46%が有休10日以上取得・男性の育休3割超/日建協調べ

2026年8月4日 行政・団体 [1面]

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 建設業で有給休暇の取得や男性育休といった働き方改革の取り組みが進展している。日本建設産業職員労働組合協議会(日建協、青山敏幸議長)の調査によると、2025年に10日以上の有給を取得した組合員の割合は46・5%と5年間で20ポイント以上上昇。男性育休の取得率は24年度で35・5%と初めて3割を超えた。他方で4週8閉所以上の割合は30・8%にとどまるなど、建設現場の働き方には課題も残る。
 日建協が3日に「日建協ビジョン2030」の中間実績として25、26年時点での状況を公表した。日建協が毎年実施している「時短アンケート」などの結果をベースにまとめた。
 長時間労働の改善や有休取得の促進といった取り組みは前進した。10日以上の有休を取得した組合員の割合は年々上昇。25年は46・5%と前年比で4・3ポイント、20年比で20・7ポイント上昇した。1カ月当たり80時間以上の所定外労働時間があった組合員の割合は25年度時点で外勤建築が7・1%、外勤土木が4・7%だった。
 多様な働き方への対応も広がっている。24年度の男性育休の取得率は35・5%(前年度比5・8ポイント上昇)。21年度(14・0%)との比較では21・5ポイント上昇と大幅に進んだ。加盟34組合のうち、在宅勤務は17社、フレックスタイムは28社、時差出勤は2社で導入済みだった。
 現場レベルの取り組みを見ると、4週8閉所を設定している作業所の割合は土木で77・6%、建築で49・1%(25年度時点)だったが、4週8閉所以上を実施している作業所の割合は土木・建築全体で30・8%。ビジョンの中間目標の70%を大きく下回った。
 着工・竣工時期の分散状況を見ると、25年は3月に着工した作業所の割合が12・7%と21年の15・5%から低下。3月に竣工した作業所は30・0%と、21年の30・3%とほぼ変動がなかった。
 日建協は21年に時間外労働の削減や処遇の改善、柔軟な働き方の実現などを掲げたビジョンを発表した。30年を目標年としており、26年は中間年に当たる。25年にはビジョンを改定し、30年までの具体的な目標数値を設定。80時間以上の時間外労働ゼロ、10日以上の有休取得率100%、4週8閉所実施率100%などを設定した。