26年熊本地震/政府、道路復旧に予備費206億円/8月末まで断水解消

2026年8月5日 行政・団体 [2面]

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 政府は4日の閣議で、26年熊本地震の被災地支援として2026年度予算の予備費から242億円の使用を決定した。うち206億円は被災した道路の復旧に充てる。これ以外のインフラも復旧作業が急ピッチで進む。3日に被災地を視察した金子恭之国土交通相は4日の会見で「特に、現地は断水が大きな問題」とし、8月末までに段階的に断水を解消する方針を示した。
 道路復旧関係の予備費は、国道3号など直轄国道の復旧に50億円、西日本高速道路会社が管理する九州自動車道などの復旧に156億円を使用する。路面の段差や亀裂、道路橋の損傷や支承破損の復旧に充てる。これ以外の予備費の使途はプッシュ型の物資支援に24億円、都道府県などが行う救助業務への支援に12億円。
 金子国交相は高速道路の復旧状況について、九州自動車道と南九州道で8月後半に全線で一般車両が通行可能になる見通しを示した。九州道は一部の通行制限を伴う形で復旧する。南九州道の妙見第一橋で発生した複数の橋脚の沈下や隆起に対し、西日本高速道路会社に復旧方法を検討する有識者委員会を4日に設置し、6日に現地調査を実施する。視察した熊本県氷川町の断水は全国からの応援で復旧が進み、導水管や浄水場、送水管の機能がほぼ確保された状況と語った。
 政府は3日、地震による災害を「激甚災害」に指定し、地域を限定しない「本激」とする方針を表明。被災自治体が行う道路や河川、農地などの災害復旧事業費の国庫補助率を引き上げる。