大林組はユーラスエナジーホールディングス(HD)と共同で、浮体式洋上風力発電の係留方式の一つであるテンション・レグ・プラットフォーム(TLP)型の開発を本格化する。海底にアンカーを打ち込み、浮体を係留する方式は、波による浮体の揺れが抑えられる。浮体は鉄筋コンクリートと鋼製部材のハイブリッド構造。実用化に向けて構造体のコスト低減などを検討する。
1メガワット級風車を搭載した浮体を実海域で実証するため2社で連携する。大林組はTLP型浮体構造の合理化によるコスト低減を検討。風や波、潮流の影響を踏まえ係留設計手法を高度化する。
2027年夏には大水深海域を対象に、浮体式基礎を海底につなぎ留めるサクションアンカーの設置や係留索接続作業の無人化施工を実施。浮体と係留索を接続するテンドンコネクターの疲労耐久性について長期運用を見据えて検証する。ユーラスエナジーHDは実証に向けた立地計画や調整、風車と浮体間の電気設備の検討などを担当する。
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「浮体式洋上風力発電の導入促進に資する次世代技術の開発」で、2社が提案した「TLP型ハイブリッド浮体式洋上風車支持構造物の実用化検証」が採択された。実施期間は28年3月まで。








