千葉豪雨から今日で1週間。千葉市中央区のJR蘇我駅は、外房線の一部区間が不通のままで東口を代行バスが行き来する。近くの小学校は前の歩道が陥没し、営業を再開できない店舗もある▼大雨の翌朝、駅周辺で目にした惨状が忘れられない。動けなくなった車がそこかしこで道をふさいでいた。自宅に帰るために、トラクターのバケットに子どもを乗せ、車をけん引してもらった家族がいた。それでも駅から徒歩6分の公園では週末の盆踊り大会の会場設営が始まり、少しずつ日常が戻りつつある▼市は蘇我駅東口を雨水対策の重点地区に位置付け、浸水を軽減するための雨水貯留槽の整備を20年に開始。昨夏に2期工事を完了させていた▼大雨の当夜、駅東口は大人の腰ほどまで水没した。市の担当者は「想定を上回る雨量だった」と悔やむが、貯留層があったから守られた命と財産があることは事実だろう▼貯留槽は盆踊り会場の公園の地下にある。見えないが、工事現場を見学した小学生と近隣の住民が存在と価値を知っている。街中にある防水、排水、治水に貢献したインフラの必要性が知れ渡ってくれたらいい。








