日本空港ビルデングが建設していた羽田空港の「第1ターミナル(T1)北側サテライト施設」が完成し、9月1日に供用を開始する。25日に内部を報道関係者に公開した。規模は約2・1万平方メートル。同空港のターミナルで初めて鉄骨と木材のハイブリッド構造を採用した。省エネルギー性能を高め、ZEB Orientedの認証を取得した。設計は梓設計。大成建設が施工し、技術アドバイザーを三菱地所設計が担当した。
建設地は東京都大田区羽田空港3にあるT1北側。北側貨物エリア前のエプロンや駐車スペースとして使われていた。T1本館とは約200メートルの連絡通路で接続する。規模はS・W造3階建て延べ約2万1000平方メートル。長さは南北約350メートルある。将来の航空需要増加やT1のエプロン改修に備え、航空機駐機用6スポットを備える。主に日本航空とスカイマークが使用する予定だ。
1階がS造、2・3階は積極的にW造を採用した。内装も含め全体で約1800立方メートルのカラマツやスギ、ナラ、カバザクラを使用。二酸化炭素(CO2)の排出量削減や森林資源の循環に貢献する。特にコンコースの梁や航空機と接続する乗降口の固定橋部分などに木材を使用。利用者にやすらぎと開放感を与えるデザインとした。
T1から距離があるため、利用者の利便性向上のため動く歩道10基を設置するともに、自動運転モビリティを導入。車いす型の「WHILL」や最大4人が乗れる「iino」を無料提供する。省エネ性能を高め、太陽光発電設備で年間53万キロワット時を発電し、施設内の使用する電力の80%を賄う計画だ。
報道公開に当たって日本空港ビルデングの炭本悟上席執行役員旅客ターミナル運営本部長は「運用中のエプロンに隣接し大変厳しい条件下での工事だった。空港運営に大きな影響を与えることなく、無事完成を迎えることができた」と述べた。その上で「今後、第2ターミナル国際線施設の増強やT1の一部国際化、ターミナル接続などの機能拡張も検討している。さらに快適で満足してもらえる施設サービスに努めたい」と話した。








