2026年は昭和元(1926)年から満100年に当たる。この間、日本の建築は技術や生活、社会制度の変化に応じて姿を変えてきた。近現代建築は時代の変化とともに、日本の社会や文化を映し出してきたといえよう▼近現代建築の記録と保存に取り組む学術団体「DOCOMOMO japan(ドコモモ・ジャパン)」が1920年以降の国内建築を対象に、歴史的・文化的に価値ある建築を00年から選定している。25年には選定建築が300件を超えた▼第1号の「一連の同潤会アパートメントハウス」(26~34年竣工)は現存していない。300件のうち4分の1近くの約70件が文化財や景観形成建造物などとして保存されている。だが、残念ながら40件ほどは姿を消している▼将来にわたり継承すべき魅力あふれる建築を広く伝えようと、300選選定記念展覧会が国立近現代建築資料館(東京・湯島)で始まった。2部構成で約100件を図面や模型などで紹介する▼時代の変化に応じ再生・継承された選定建築もある。近現代建築をどのように使い続け、その価値を次代へいかに伝えるか考える機会にしたい。








