愛知県豊田市は16日、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の実証実験を鞍ケ池公園内の建物でスタートした。中部電力と中部電力ミライズ、トーエネックと連携し、アイシンが開発中のPSCを用いて発電性能や経年劣化、施工方法などを検証する。同日、現地で行われた実証事業開始式には太田稔彦市長など多くの関係者が出席。軽量で柔軟という新たな導入ポテンシャルを有する先進技術の確立に期待を寄せた。
設置場所は、鞍ケ池公園内にあるプレイハウスの屋上外周柵。日照条件など季節ごとの発電量の差を把握するため東西南北に設置した。2年程度かけて施工方法や発電特性などの評価検証、都市空間の有効活用に向けた実用性や発電性能の検証、軽さや薄さの特性を生かした施工方法の検証、シリコン系の従来型では設置が困難だった建築物への施工の検討などを行う。
中部電力は実証データに基づく発電特性と経年劣化の評価、中部電力ミライズは実証の推進・支援、検証全体の取りまとめ、トーエネックは設備の設計・施工、保守・管理、施工方法の検証を担当する。市は実証事業を通じ、PRや公共施設への早期導入、普及促進策の検討を進める。
市の取り組みは、県が推進するあいちPSC推進協議会が本年度に取り組む実証実験の一つ。県はこれらの実証に合わせPSCの導入ニーズや市場規模の推定も進め、社会実装と再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能な社会の実現へモデルケースを構築する。








