滋賀県野洲市はJR野洲駅南口周辺整備事業で、南西部のDブロック(約1万平方メートル)に文化機能や企業オフィス機能を含む「複合交流アリーナ」を整備する方針を定めた。地区全体の基本計画策定後、2027~28年度に施設仕様検討や事業者の参画意向確認、民間事業者側の体制構築を行う。29~30年度に設計、30~32年度に工事を行い、32年度中の供用開始を目指す。
対象は野洲駅南口前のAブロック(敷地面積約5400平方メートル)、Bブロック(約4200平方メートル)、Cブロック(約2000平方メートル)、Dブロック(約1万0900平方メートル)、Eブロック(約3500平方メートル)。Dブロックには現在、文化ホールや小劇場、幼稚園などがある。
3月に改定した整備構想では、A、Cブロックをカフェやレストラン、公園などを備える「駅前にぎわいゾーン」、B、D、Eブロックを人の流れを生み出す「活性化ゾーン」として位置付けた。Dブロックについては「文化ホール大規模改修」「エンターテインメントアリーナ整備」「企業オフィス誘致」の3案で比較検討した結果、「にぎわい創出とまちの魅力向上などに最も寄与する」とアリーナ整備を評価。今後はエンターテインメントアリーナの整備を軸とし、「にぎわいの多角化」「収益要素の重層化」などの課題を補完するため、企業オフィス誘致など他の案の要素も取り入れた複合案として検討を深める。
アリーナの四辺に座席を配置した場合の座席数はスポーツ時が約5300席、興行時が約7600席。規模は延べ約1万3200平方メートルを想定。整備費は設計費9億円、建設費181億円の計190億円と試算した。A~Cブロックには商業や宿泊など民間施設を想定し、Dブロックの方向性を受けて今後検討を進める。Eブロックでは立体駐車場の整備を想定する。
野洲駅南口周辺整備構想改訂支援業務はデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、基本計画策定業務はデロイトトーマツが担当。








