政府は23日、2026年度の文化勲章を照明デザイナーの石井幹子氏、建築家の伊東豊雄氏ら8人に贈ると決めた。文化功労者には建築史家で建築家の藤森照信氏ら21人を選んだ。ノーベル賞受賞が決まった人には、その年の文化勲章を贈るのが慣例で、ノーベル化学賞受賞が決まった東京理科大学栄誉教授の(石へんに夾)合憲三氏は文化勲章と同時に功労者にも選ばれた。
石井氏は東京タワーや姫路城、横浜ベイブリッジなどさまざまな建造物のライトアップ、照明デザインを手掛けた。光文化の普及や国際交流にも力を尽くした。00年紫綬褒章、23年旭日中綬章を受章している。東京都出身、88歳。
石井氏は受章について「照明デザインで文化勲章を受章できたことは大変うれしい。照明の仕事に携わっている関係者が明るい気持ちになってもらえればと思う」とコメントした。
伊東氏は1965年に東京大学工学部建築学科を卒業し、菊竹清訓建築設計事務所に入った。71年にアーバンロボット(URBOT)を設立し、79年伊東豊雄建築設計事務所に改称した。伊東氏は「建築は一人でできる仕事ではなく、スタッフはもちろん、構造、設備、家具、テキスタイル、サインといった各分野の方々に恵まれた。素晴らしいチームでこのような章をいただけたのだと思う」と受章を謙虚に受け止めた。
代表作はせんだいメディアテーク、台中国家歌劇院など。13年にプリツカー賞を受賞し、21年には旭日重光章を受章した。長野県出身、85歳。
藤森氏は東京大学名誉教授で、建築史家として建造物の保存・活用を推進してきた。建築家としても自然素材と現代構造を融合した作品を手掛けた。20年日本芸術院賞。長野県出身、79歳。
文化勲章の親授式は11月3日に皇居、文化功労者の顕彰式は同4日に都内のホテルで行われる。








