論説・コラム
2026年1月5日[1面]
相模国一之宮の寒川神社が鎮座する神奈川県寒川町で5日、「新春獅子舞町内めぐり」が行われる。新年の無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を願うとともに、地域の伝統文化を守り伝えようと、寒川獅子舞の会が1995年から続けている▼新春の風物詩として定着し、商工会や町役場、寒川神社など町内9カ所で勇壮な獅子舞が披露される。おちゃめなおかめさんやおめでたい大黒様も登場し、見る人たちを笑顔にしてくれる▼きょう5日…
2025年12月26日[1面]
21世紀の最初の四半世紀が終わりに近づき、新たな時代の幕開けを迎えようとしている。この25年で技術革新やグローバリゼーションが急速に進展。私たちの生活は劇的に変わった▼建築はその時代の社会、文化、技術、政治的価値観を映し出す鏡であるといえよう。単なる機能的な構築物ではなく、人々の生活様式や思考様式に影響を与え、またそれらによって形成される存在だ▼大阪・関西万博で会場デザインプロデューサーを務めた…
2025年12月25日[1面]
2025年は「3」を巡る話題が多かった。3人組女性音楽ユニット、Perfumeが26年からの活動休止を表明した。ファンの中には、新曲の歌詞から休止を予感していた人もいたと聞く▼スポーツではサッカーのジェフ千葉を挙げたい。J2リーグで3位ながら、3度目の出場となったプレーオフ決勝を制し、J1昇格を決めた。来年のJ1は、現存する開幕当時のオリジナル10がそろう▼建設業界では、改正建設業法などから成る…
2025年12月24日[1面]
派手な服を着た若者が闊歩(かっぽ)し、洋服店などが軒を連ねる東京・原宿の竹下通り。久しぶりに訪れてみたが、相変わらず多くの人でにぎわっていたものの、一昔前とは雰囲気が変わった気がした▼単に外国人旅行者が増えたからではない。流行の発信地だけに、行き交う人々はおしゃれなのだろう。似たようなファッションになるのは仕方がないにしても、どことなく個性が感じられない▼似たようなことは、教育の現場でも起きてい…
2025年12月23日[1面]
古い常識は思考を縛る鎖になる--。昭和的な職場は、まるでほこりをかぶった石造りの建物のようだ。重い扉を押すと、冷たい空気が肌を刺し、古い石の匂いが鼻を突く。薄暗い廊下には足音だけがこだまし、風はほとんど通らない▼梁や柱には歴史の重みが刻まれ、触れれば冷たく硬い感触が手に伝わる。頼れる先輩=尊敬できる上司という幻想は、さびた鎖のように自由を縛り、心を奥へ押しやる。アインシュタインは言った。「同じこ…
2025年12月22日[1面]
おせち料理には縁起のいい食材が使われる。その一つが数の子。多くの卵が連なっていることから子孫繁栄の象徴とされ、見た目もきれいな黄金色がおめでたい料理を引き立たてる▼芸術家で希代の美食家として知られた北大路魯山人は、数の子を正月に限らず好んで食べた。著書から引くと、水にもどしてやわらかくなったものをよく洗い、適当の大きさに指先でほぐす。花がつおか粉がつおを少し余計めにかけ、この上にかけたしょうゆが…
2025年12月19日[1面]
2025年も残りわずかとなり、忘年会シーズンも終盤に入った。かつては同僚や取引先と夜遅くまで杯を傾けるイメージがあったが、最近はランチ忘年会が開かれるなど、開催スタイルも多様化している▼若者の飲み会離れが指摘されて久しいが、社員食堂を運営するノンピ(東京都千代田区)の調査によると、働く20~30代の7割超が「職場の忘年会に参加したい」と考えていると分かった。上司世代に当たる40~50代ではハラス…
2025年12月19日[12面]
建築へ/フランクミュラーハウス01/設計・施工は諸戸の家(三重県桑名市)
◇ブランドの美学を表現 世界で唯一の邸宅誕生 東京都目黒区の閑静な住宅街に、スイスの高級機械式腕時計ブランド「フランク ミュラー」の美学を建築空間に落とし込んだ邸宅「フランク ミュラーハウス01」が完成した。フランク ミュラーが監修し、高級住宅を手掛ける「諸戸の家」(三重県桑名市、松本浩二代表取締役)が設計・施工を担当。外壁に配したウオールクロックが象徴的で、ブランドの世界観を余すことなく表現…
2025年12月18日[1面]
サッカーJリーグのジェフ千葉が来年、17年ぶりに最上位カテゴリーのJ1に復帰する。13日のプレーオフ決勝を制し、J2からの昇格を決めた▼決戦の日、J2の千葉を見てファンになった若者や、16年前の降格を見届けた夫婦など、大勢のサポーターがホームスタジアムの通称フクアリことフクダ電子アリーナを埋め尽くした。「長い間、お待たせしました」と叫んだ米倉恒貴選手に送られた拍手には、16年分の思いが込められて…
2025年12月17日[1面]
毎週欠かさず見ているテレビ番組の一つが、金曜日の午後10時に放映されるNHKの「ドキュメント72時間」だ。一つの現場を3日間定点観測し、偶然居合わせた人たちの人生模様に迫る▼12日の放送回では、東京・秋葉原の老舗メイドカフェに密着した。男性客中心のイメージと違い、女性客が意外に多く、メイドに仕事の悩みを相談する社会人1年生や、子どもが生まれたことを報告する母親らのやりとりが放映された▼体調を崩し…