技術・商品

JR東海/小牧研究施設にリニア走行試験装置設置/乗り心地や耐久性など検証 [2020年3月18日4面]

 JR東海は、車両を実際の走行させずにリニア車両の乗り心地や超電導磁石の長期耐久性などが試験できる走行試験装置を、小牧研究施設(愛知県小牧市)に設置した。実物の車両と同等の大きさ、重さの模擬編成を使用。地上の電磁加振装置に電流を流し模擬編成を浮上させ、同装置を加振台で揺らし、地震や軌道のずれで生じる揺れを想定した試験なども行う。工事費に約66億円を投じた。
 試験装置の設置はリニア技術を磨き、建...続きを読む

安藤ハザマら5者/定点カメラ映像による進捗管理システム開発/現場の生産性向上へ [2020年3月18日3面]

 安藤ハザマなど5者で構成する映像進捗(しんちょく)管理システム開発コンソーシアムは、建設現場に設置したカメラの映像から作業の進展状況を管理する「定点カメラ映像による進捗管理システム」を開発した。カメラの映像に施工データなどを重ねて表示し、工事の進展状況がひと目で把握できる。映像を活用した管理システムによって現場での立ち会いなどが減り、生産性の向上にもつながる。
 コンソーシアムのメンバーは▽安...続きを読む

鹿島/6時間後の水位予測が可能な仕組み構築/河川内工事の安全性向上、有用性を確認 [2020年3月17日3面]

 鹿島は、構造計画研究所らによる河川水位予測システムをカスタマイズして、工事の安全や施工管理に必要な情報を提供できる仕組みを構築した。雨量データや水位データを用いて、測定地点の6時間後の水位を予測し、作業の一時中断などが必要な場合に警告できる。新潟県で施工中の工事に適用し、有用性を確認した。河川内工事などへの適用を進め、工事の安全と施工管理のさらなる向上につなげるとしている。
 活用しているのは...続きを読む

大成建設/仮設現場事務所がZEB Ready取得/国内で初 [2020年3月16日3面]

 東京都内にある大成建設の現場事務所2カ所がベターリビングから、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)に基づく「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング) Ready」認証を取得した。現場事務所の認証取得は国内初。石油や石炭など自然由来の1次エネルギー消費量を大幅に削減。建物の高い断熱性能を確保しつつ高効率な空調システムなどを導入し、現場関係者が健康的に働ける環境づくりに取り組んでいる。...続きを読む

大林組/城郭石垣の地震時崩壊防止補強材を開発/熊本城に適用 [2020年3月13日3面]

 大林組は、大規模地震時の石垣の崩壊を防止する補強材「グリグリッド」を開発した。帯材とステンレス鋼をワッシャーで格子状に接合したシート材を活用。城郭石垣の背面に積まれる栗石層に敷設して石材の変形を拘束する。伝統的な石積み手法を阻害せずに、地震時の耐震性が向上できる。熊本城(熊本市中央区)の天守閣石垣の一部に補強工法として採用されている。
 格子交点部に使用するワッシャーの効果で格子間隔が容易に調...続きを読む

戸田建設ら/コンクリ充てん監視センサーの機能拡充/クラウドサーバーに検知結果 [2020年3月12日3面]

 戸田建設とムネカタインダストリアルマシナリー(福島市、永松孝明社長)は、コンクリートの充てん状況や締め固め程度を可視化する超薄型シート状センサー「ジュウテンミエルカ」の機能を拡充した。検知結果をクラウドサーバーに送信して、スマートフォンなどでリアルタイムに確認できる。ピンポイントタイプのセンサーと複数のセンサーを一元的に管理する機能も追加。一般のコンクリート構造物にも広く適用可能だ。
 従来タ...続きを読む

東急建設/外壁タイル施工時のコンクリ表面評価システムを開発/劣化調査を省力化 [2020年3月12日3面]

 東急建設は、外壁タイルを貼る前のコンクリート表面の凹凸を計測・記録する「コンクリート表面評価システム」を開発した。3Dスキャナーを使って表面状態を記録しておくことで、施工後の定期劣化調査をより労力の少ない手法で行えるようになる。凹凸がある部分をあらかじめ特定するため、タイルの施工効率も向上する。
 外壁タイルの施工で剥離・剥落の危険性が少ない有機系接着剤を使った場合、竣工後の定期調査では比較的...続きを読む

安藤ハザマら/現場向け垂直搬送装置を開発/最大100キロ、2フロア上まで荷揚げ [2020年3月11日3面]

 安藤ハザマと光洋機械産業(大阪市中央区、直川雅俊社長)は、建設現場でコンクリートの型枠支保工などを上階に荷揚げする自昇降式垂直搬送装置を開発した。仮設床開口部に設置して使う。最大100キロの資材を2フロア上まで荷揚げできる。資材を手渡ししていた従来の手法と比較して、荷揚げに必要な人員を3人から2人に削減。転落の危険がある床開口部での上下作業が削減することで安全性も向上する。
 建設作業員の高齢...続きを読む

大成建設/VOC汚染地下水浄化技術を開発/電極・注入管を一体打設、浄化期間半減 [2020年3月11日3面]

 大成建設は汚染地下水に含まれる揮発性有機化合物(VOC)を短期間で浄化する技術を開発した。粘土層を加熱することでVOCを気化させてその上の帯水層にまで溶出させ、帯水層に注入した浄化剤によって微生物による分解を促進させて浄化する。浄化剤を供給しにくい粘土層まで到達したVOCにも有効なため、再汚染を防止できる点が特長。浄化にかかる時間は従来手法よりも半減する。
 従来手法は地盤を加熱するための電極...続きを読む

前田建設/石像彫刻作品を木材で再現/大規模木造用ロボット加工機を活用 [2020年3月10日3面]

 前田建設は開発中の大規模木造用ロボット加工機を使い、フランス人彫刻家・ニコラ・フラック氏の石像彫刻作品を木材で再現した。作品を岐阜県美術館で開催している円空大賞展に出展。人の手でも加工が難しい微細な彫刻をロボットで忠実に再現した。
 ロボットを使った彫刻は東京芸術大学の日比野克彦美術学部長が監修。製作したのは「珪藻」=写真=と「ディノフラゲラート」の2点。オリジナル作品の3Dデータを茨城県取手...続きを読む

ゼネコン20社/画像から配筋を自動計測する技術を試行導入へ/共同研究開発の一環 [2020年3月10日3面]

 青木あすなろ建設などゼネコン20社は、躯体作業の配筋を写真から自動で計測する「配筋チェック機能」を2020年度から現場に試行導入する。配筋チェック機能は20社が共同研究開発を進める「配筋検査システム」の一部。人工知能(AI)や画像解析技術を応用することで、施工管理者の習熟度に関係なく効率的で正確な配筋検査が可能になる。
 配筋検査システムは配筋施工支援を目的にタブレット端末を使う「配筋チェック...続きを読む

オリコンサルら/AIで石礫を自動判別するサービスの提供開始/ドローン空撮画像解析 [2020年3月10日3面]

 オリエンタルコンサルタンツらは、人工知能(AI)を活用して砂防事業で行う「石礫(せきれき)」の調査を効率化するサービスを9日から開始した。渓流などをドローン(無人航空機)で空撮。撮影画像をベースに独自の解析手法によって礫の粒径を自動で判読する。ダムなどの砂防施設や渓流の状況把握につなげる。2020年度は60件程度の提供を目指す。
 サービスの名称はAI礫判読システム「グラッチェ」。同社と産業用...続きを読む

吉田東光/現場WEBカメラのレンタル実績が伸長/現場以外でも幅広く活用 [2020年3月10日3面]

 建材商社の吉田東光(さいたま市中央区、吉田顯社長)がレンタルしている現場WEBカメラ「現場見守る君」が実績を伸ばしている。2016年のレンタル開始から5年目で導入先が8000現場を突破。建設現場のほか、現場詰め所でのセキュリティー管理、出水期の河川水位監視、製造工場、物流倉庫など幅広く活用されているという。
 現場WEBカメラは電源さえあればどこでもすぐに利用可能で、パソコンやスマートフォンで...続きを読む

大林組/コンクリート橋床版取り換えの新工法を開発/施工スピード3倍に [2020年3月9日3面]

 大林組はプレキャスト(PCa)床版を用いてコンクリート橋の床版を効率的に取り換える「キャップスラブ工法」を開発した。キャップスラブは、主桁を覆う特殊な形状のPCa床版。既設の床版撤去後、主桁上にずれ止め用のアンカー鉄筋を施工し、PCa床版を設置する。その後、床版と主桁の隙間をモルタルで充てんするだけで、床版と主桁を一体化できる。現場での作業を最小限にすることで、従来工法の3倍の施工スピードで床版...続きを読む

三井住友建設/アラミドFRPを橋脚耐震補強に初適用/交通規制せずに工期短縮 [2020年3月9日3面]

 三井住友建設は「アラミド繊維強化プラスチック(FRP)」による橋脚の耐震補強を名古屋市内で施工中の工事に初適用した。アラミドFRPをPC(プレストレスト)鋼材のように橋脚に挿入し、緊張力を加えて橋脚を補強した。補強工事で一般的なRC巻き立て工法を使わないため、仮桟橋を施工したり、河川を締め切ったりする仮設工が不要となった。通行車両に対する交通規制も不要。一般的な工法を採用した場合と比較して工期短...続きを読む